ママナース

一度は看護師という職についたものの、結婚や妊娠・出産をきっかけに看護師を退職した人は多いようです。また同じく看護師を退職したけれど、看護師としてもう一度働きたいと考えている人も少なくないでしょう。ただ看護師を退職してから復職するまでにブランクがありますから、看護師に復職するのに不安や悩みがあるのも当然です。


看護師不足が続いていることもあり、最近は看護師への復職を支援してくれる制度などがいくつかあります。看護師に復職する際にそうした制度を利用すれば、ブランクからの復帰への悩みや不安を少しは解消することができるでしょう。


では、復職に役立つ制度にはどんなものがあるのでしょうか。


また看護師でブランクがあり復職に不安を抱いている人が、どういった方法で復職して、不安や悩みを解決したのでしょうか。

ブランク ナース 復職

データ

看護師への復職したいと考えている方の中には、退職してから復職するまでにブランクがあるので、復職に不安を感じている方もいるでしょう。実際、ブランクがある潜在看護師の多くが復職を考えてはいるものの、復職先の求人をさがしたり、登録している看護協会やナースセンターに就業相談に訪れたりしている人は少ないようです。


潜在看護師が看護協会に登録している割合は20%ほど、ナースセンターへは68%が登録しているということですが、就業相談に訪れたのはそのうちの26%さらに、再就職向けの各種イベントや研修会への参加者は数パーセント程度しかいないということです。


看護師への復職を考えている方のすべてが就業相談に訪れるわけではないでしょうが、ブランクありで看護師に復職した方の割合は潜在看護師の25~30%程度だろうと考えられています。

年齢層分析ブランクありで復職した人の年齢層別分析

ブランクありで看護師に復職した人の割合は年齢によって違ってきます。看護師の退職理由として多いのが結婚や出産です。そのため子育ても一段落し、生活にも余裕が出てきたころに看護師への復職を考える人が多いため、ブランクありで看護師に復職した人の年齢でもっとも割合が高いのが30代~40代です。


最近は30代で結婚する方が増えていて、ブランク期間が10年以上あると復職はかなり厳しい状況になると言えるので、退職してから1年から5年程度ぐらいで復職を考える方がもっとも多いようです。また、子どもに手がかからなくなったなどの理由で退職してから5年から10年未満ぐらいの40代ごろに復職する方も多いということです。


その次に多いのが20代で、20代はブランクの期間が短いですから復職はしやすいですが、家事や育児が大変な時期でもあるので、復職を考える人の割合が30代より少ないようです。50代以上になると、ブランク期間が10年以上となるので、求人に経験年数はほとんど考慮されなくなってしまいますし、体力的なこともあり看護師に復職される方の割合が年齢が上がるに連れ、どんどん低くなっていきます。

年数の分析離職期間と前の職場での勤務年数の分析

看護師に復職するのにブランクがあると、ブランクの長さが求人を不利にするんじゃないかなど色々と不安になってしまいます。実際、ブランクの期間が長いと、看護師への復職はかなり厳しい状況になると考えていいでしょう。


求人の採用の際には、離職前の勤務年数が考慮されることが多いですが、ブランク期間が10年以上になると、経験年数はほとんど考慮されなくなってしまうからです。看護師への復職がしやすいのは、ブランク期間が1年から5年程度、また、離職前の勤務年数は3年から5年程度です。


経験年数は長ければ長いほど再就職がスムーズになりやいですが、経験年数が長くなればなるほど年齢もあがってしまいますし、1年から2年程度のブランクでの復職の場合、年齢が若いこともありブランクの長さより、経験年数が重視される割合が高いからです。

復職不安1

看護師への復職を考えている方の多くが、復職することに不安を抱いていることでしょう。そして、その不安の理由となっているのが、ブランクがあるので復職しても仕事についていけないのではないかという不安ではないでしょうか。


医療の技術は日進月歩ですから、看護師の仕事を離職してから復職するまでのブランク期間が長ければ長いほど、覚えないといけない新たな医療技術が増えていってしまいます。また現場からずっと離れていたわけですから、現場の動きについていけるか不安になるのも当然です。ただ、最近は看護師不足を解消する目的もあり、潜在看護師の復職を支援する制度や、勉強会・研修などがあります。復職に役立ち、復職への不安を少しでも解消できる勉強法や研修を、具体的に見ていきましょう。

勉強方法復職するまでのおすすめ勉強方法

ブランクがあると、看護師に復職するのに不安を抱いてしまうのは当然です。そうした不安を解消するためには、求人に募集して採用された新たな職場で働き出すまでに看護技術や知識の勉強をしておくといいでしょう。


まずブランクがあると、働いていた時には当たり前に覚えていたことを忘れている可能性が高いですから、看護学生時代の教科書などで基本を復習しておくようにしておきましょう。また看護学生時代の教科書には最新の医療は載っていないので、最新の看護書や参考書で勉強するか、地域で行われている復職支援セミナーや復職支援研修に参加して勉強すると、復職した際に現場でとまどうようなことはなくなるはずです。


最近はスマホが普及したこともあり、現役の看護師が仕事に役立てているアプリがあるので、そうした看護師に利用されているアプリを使って勉強するという方法もあります。それと看護師の仕事はハードですから、ブランク中におちた体力をつけるために、ジョギングなどで体力作りもしておきましょう。

復職支援セミナー復職支援セミナーで復職に備えよう

ブランクがあることで看護師に復職するのに、「ブランク中に知識や技術を忘れているかもしれない」、「最新の医療技術や機器に対応できないかもしれない」などを不安を抱いているのなら、復職支援セミナーのような看護師への復職に役立つ研修に参加してみましょう。この復職支援セミナーは看護師への復職を希望する方を対象に、医療機関や自治体、看護専門の求人サイトなどが定期的に開催している研修のことです。


この研修に参加すれば、バイタルサイン、注射、採血、輸液ポンプの操作、酸素吸入・吸引法などの基本的な看護技術なことを学びなおすことができますし、最新の医療機器を導入している病院を見学することもできるので、ブランクがあることへの不安をかなり軽減できます。復職支援セミナーは看護専門の求人サイトなどでも行っていますから、求人サイトを復職に利用している方は求人情報とともに復職支援セミナーの情報もチェックしておくといいでしょう。

境目の模様

復職不安2

ブランクから看護師への復帰を考えている方の中には、まだ子育て中のママさん看護師の方も少なくありません。そうしたママさん看護師が抱く不安といえば、子育てと両立できるかという不安ではないでしょうか。


看護師という仕事はハードな仕事ですから、子育てと仕事の両立ができないかもしれないからと復職に踏み出せないのも当然です。ただ子育てと看護師の仕事とを両立するのは確かに大変ですが、最近は働くママさんが家庭との両立ができるようにするための子育て支援の制度が色々あります。


また託児所や保育施設が完備されている病院の求人をさがすという方法もありますし、仕事との両立がしやすいパートで働くという方法もあります。子育てと仕事との両立による負担が少しでも軽減できる働き方や制度を詳しく見てみましょう。

看護師 パートパートで働くという選択肢

看護師への復職を考えている看護師の方で、仕事と子育てとの両立も考えているのであればパート・非常勤で働くという選択肢を選ぶという方法があります。パート・非常勤での働き方は雇用が安定していないというデメリットがあるので、看護師へ復職するのならやはり常勤での求人にしたいと考えてしまう方もいるでしょうが、パート・非常勤は常勤より自分の都合に合った時間で働くことができるというメリットがあります。


パート・非常勤であれば、午前診や午後診のみの求人が出ていたりしますし、勤務時間や曜日の相談が可能なことも多いので、小さな子どものいるママさん看護師でも子育てと仕事の両立が無理なくしやすいです。それに全国的に看護師が不足していることもあり、パートでの雇用でも余程のことがない限り、リストラされたりすることはありません。


また福利厚生面でパート勤務に不安がある方は、パートでも一定の時間以上の勤務であれば福利厚生が受けられる病院も多くあるので、そういった病院の求人をさがすといいでしょう。

看護師 子育て制度子育て支援の制度や設備を利用しよう

小さな子どもがいるママさん看護師が子育てと仕事とを両立するのはかなり大変です。ただ女性が少しでも働きやすくするために、子育て支援制度が色々と用意されているので、そうした制度を活用すれば、仕事と子育ての両立による負担を少しは軽減できます。例えば、よく知られて、求人サイトなどの求人情報にも書かれている制度に育休や産休といった休業制度があります。


また、常勤の人が勤務する時間よりも、子育ての為に短縮して働ける短時間勤務制度や、残業や夜勤などの時間外勤務に関して、子供が大きくなるまで免除してもらえる時間外勤務免除制度といった制度もあります。


そのほか事業所内に託児施設や保育施設が完備されている病院に復職すれば、預かってもらえる時間などには病院によって異なりますが、近くに子どもがいるので子どもが急な病気や体調不良になった時に、すぐに駆けつける事ができるため安心して働くことができますし、子育てとの両立による負担を軽減できます。

ナース復職 体験談

ブランクありで看護師に復職した方の中には復職に成功した方もいれば、復職に失敗した方もいます。そうした看護師の復職に成功した方の体験談や失敗例を聞いて、ブランクありで復職して働くことの実態や、どういった求人さがしをすれば復職に成功しやすいか、どういった病院が家事や子育てと仕事を両立して働きやすい職場かを知りたいですね。


ここで、ブランクありで復職したけれど、働き方が合わずやめたい看護師Aさんと、ブランクありで復職して、働きやすい職場でうまくやっている看護師Bさんの体験談を見てみましょう。同じブランク期間で歳も近いAさんとBさん。ほぼ同じ条件で看護師に復職したのに、どうしてAさんは復職に失敗して、Bさんは成功したのでしょう。

体験談1

ブランクありで頑張って復職したけど、きつくてやめたい…

25歳の時に結婚したことをきっかけに前の職場を退職。ブランク中に子どもを出産して、32歳の時に新聞の求人募集で見つけた病院に復職しました。診療科目は、前に働いていたのとは別の科目ではありましたが、未経験者でも可ということだったので働いてみることにしたんですが、ブランクがあるので仕事を思い出しながら、未経験の科目の新しいことを覚えないといけなくて大変でした。


それと子どものことで休んだりするかもしれないと以前の病院より小さい病院の方が休みを取りやすいかと思って、個人病院にしたのですが、働いている看護師も少ないので1人休むとほかの看護師に負担をかけてしまうので、よほどのことがない限り休めなくて・・・。仕事も休めないし、家庭のこともしなくてはいけないしで、毎日きつくて・・・正直、今の職場で仕事と家庭の両立は大変なので、やめたいです。

体験談2

ブランクありだったけど仕事と家庭をちゃんと両立させられた!

結婚後もしばらく働いていましたが、28歳の時に妊娠したので退職しました。産休を取ろうかとも考えたのですが、子育てをゆっくりとしたかったので退職を選びました。復職を考えるようになったのは子どもが3歳になったころで、復職しても子育てはきちんとしたかったので、看護師求人・転職サイトを利用して、仕事と子育てが両立できる働き方を専任コンサルタントに相談しながら求人をさがしてもらいました。


看護師に復帰してすぐのころは、ブランクもありましたし、家庭との両立もあったので大変なこともありましたが、無理せずに働ける職場にしましたし、求人サイトが行っていた復職支援セミナーに参加していたので、すぐに退職前と同じような感じで働けるようになりました。子どもも大きくなって、だいぶ手がかからなくなってきたので、勤務時間を増やして働けるかを職場に相談しようかと考えています。